ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

『子どものうつ』の治験広告に注意!【双極性障害 完治しました】

「気づいてあげて。「子どものうつ」手を差しのべるのは、あなたです」2019年2月13日の新聞にシオノギ製薬のこんな折り込み広告が入っているのをみて、不安を感じました。

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広告にはこのようなことが書いてあります。

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このような状態はありませんか?セルフチェックをしてみましょう


□いつもいらいらした気分になる

不登校、引きこもりがちだ

□やろうとしたことが思い通りにできない

□何をするにも自信が持てない

□落ち込むことが多く、元気になれない

□嫌なことをされても黙っていることが多い

□楽しみにしていることがない

□誰かといてもいつも独りぼっちな気がする

□居場所がないような気がしてそこにいたくない

□いつも退屈な気がする

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いじめや虐待が問題になっている今、こんな悩みを持っているご両親や祖父母の方は多いでしょう。本当に悩んでおられる方も多いと思います。なんとかしてあげたいと思うのは自然な気持ちでしょう。

 

でも、ちょっと待ってください。

そのつらい状態は、薬を飲めば改善されるのでしょうか?

病気だからつらいのですか?

自分らしくいられない環境が問題なのではありませんか?

病気ということににして、薬を飲ませても解決しません。

 

実際、私は、薬を20年以上も飲み続け、良くなるどころか悪くなってしまいました。うつが薬で治らないことを教えてくれるひとがいればと、本当に悔しい気持ちです。

 

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のサイトでは、病院で処方されるお薬の「患者向医薬品ガイド」を見ることができます。

www.pmda.go.jp

 抗うつ剤サインバルタ」患者向医薬品ガイド

http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/340018_1179052M1022_2_20G.pdf

 【この薬を使う前に、確認すべきことは?】の中に、「24歳以下で抗うつ剤を使用した場合、死んでしまいたいという気持ちを強めるという報告があります」との問題があることから、新しい薬を作らなければならないということなのでしょう。

 

しかし、同じような考え方や方法で薬を作っても、副作用や依存性などの薬の危険性が改善されるとは思えません。

 

うつに限らず、少しでも具合が悪いと、すぐに病院に行って薬をもらって飲むということに慣れすぎるのは、本当に怖いことだと思います。安易に薬を飲むのは危険です。

 

薬の安全性、特に、新しい薬の安全性や有効性は確立されていないということは、理解しておくべきだと、強く思います。

 

自己紹介

精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。7年後の断薬を目指して減薬中です。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作しました。
長い間、向精神薬を服用し続け、精神医療や精神科の医師に疑問や不満を持ち、薬の服用を不安に感じている方々のための情報交換の場となればと思い、制作しました。ご活用いただけたら幸いです。

www.koko-issho.com

当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月7日]