ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

入院していた時に飲んでいた薬

ゆうべ、部屋の片づけをしていたら、平成23年7月、精神科に入院していた当時の処方箋を発見しました。
内容を知って、改めてビックリしたとともに、ショックを受けました。
こんなにも大量の薬を飲まされていたなんて…。

以下は、当時の処方内容です。


太字の薬は、全部、ベンゾジアゼピン系薬剤です。
なんとも、恐ろしい限りです。

ベンゾジアゼピン離脱症状とその対処法(1) ~ 動悸・息苦しさ ~

様々なサイトやブログで、ベンゾジアゼピン離脱症状やその対処法について書かれていますので、ここでは、私の体験したことを、これから何回かに渡り、書いていこうと思います。

2016年6月現在、いま一番辛い症状は、動悸と過呼吸です。

心臓やありとあらゆる血管がドクドクと耳元で音を立てていて、不安が心をいっぱいにしていきます。さらに、呼吸が苦しく・荒くなってきて、目の前がクラクラするし、手足や脳の血管がピリピリする感じがします。この苦しみが、永遠に続くような気持になって、「もうダメ!耐えられない!誰か助けて!!」と、パニック状態になってきます。

呼吸法、自律訓練法認知行動療法など、いいとされる方法をいくつも試してみましたが、どれも効果がありません。本当にどうしたらいいのか、途方に暮れていました。
しかし、ある時、症状を意識すればする程、症状が強く、激しくなってしまうという事に気が付きました。

気付いたきっかけは、平日会社にいる時にはあまり気にならない事が多いと思った事です。


幸いなことに、比較的好きな仕事を、比較的良好な人間関係の中でやる事ができているので、意識が仕事に向き、症状が気にならないのです。

辛いのは、仕事が休みで家に居る時です。やる事がないわけではないのですが、辛い時は布団に横になれる環境なので、つい布団に横になってしまいます。
辛い時、布団に横になるというのは、よさそうに思うのですが、何もせずにいると辛い症状にばかり気をとられてしまうので、実は逆効果なのです。

そこで、私は、症状から気をそらす為に、とにかく家から出る事にしました。すると、パニックになっていた気持ちが次第に落ち着いてきます。落ち着いてきたら、家に戻っても大丈夫になります。私の場合、起床時が一番辛い事が多いので、午前中をやり過ごせば、その日はなんとか過ごすことができると思えるようになりました。

ここで、間違ってもらいたくないことは、症状が治まったり、消えたりすることはないという事です。離脱症状は、気持ちの問題ではなく、薬害によるれっきとした症状なので、治まることはありません。あくまでも、気をそらすだけしか方法がありません。

これからも、毎日辛い症状が続くと思いますが、なんとかやり過ごし、断薬を目指して頑張っていこうと思っています。

自己紹介

精神科通院歴22年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作中です。
悩みや苦しみ・情報を共有できる場を作りたいです。

プレサイトは

www.koko-issho.com

当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2017年11月11日]

ベンザリン、ハルシオンの副作用

おくすり110番」の記事から、ベンザリンハルシオンの副作用の部分を引用しました。たぶん、このブログを読んでいただいている方には、お馴染みのサイトではないでしょうか?

医師には、「殊更に副作用を気にして、服用を避けるのは賢明ではない。作用を重視すべきである。」と、言われ、副作用については、十分な説明を受けませんでした。

しかし、今、改めて副作用を確認してみると、以下のような内容でした。
ここには記載していませんが、「注意」欄にも、離脱症状についての記述があります。

今まさに、ここに記載されている通りの症状に、連日悩まされています。
何故、何度もこのサイトを開き、副作用についての記述を読んでいたにも関わらず、何の疑いもなく医師の指示通り飲み続けてきたのか?

本当に、後悔しかありません。

 

【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください

という、書き方に騙されてしまったのです。めったにないどころではありません。
毎日、辛くて仕方がありません。

1.ハルシオンの副作用

おくすり110番 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1124007.html より 引用)

成分(一般名)     :     トリアゾラム
製品例                   :     ハルシオン0.125mg錠~0.25mg錠 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分                       :     催眠鎮静剤,抗不安剤ベンゾジアゼピン系/睡眠導入剤

比較的安全性の高いお薬です。正しく服用するかぎり、重い副作用はまずありません。ただ、人によっては、翌朝に眠気やふらつき、けん怠感や脱力感などが残ることがあります。高齢の人は、転倒にも注意してください。

特殊な事例ですが、一過性前向性健忘やもうろう状態、夢遊症状の発現が報告されています。服薬後寝るまでの出来事を覚えていない、夜間起床時の行動を覚えていない、といった事態が起こります。仕事を控えた短時間の仮眠前の服用などは避けたほうがよいでしょう。

とくに多めの量を長く飲み続け、体が薬に慣れている状態で急に中止すると、かえって眠れなくなったり、不安やイライラ、吐き気、震えなどの反発的な症状がでることがあります。中止するときは、医師の指示のもと徐々に減量するようにしましょう。

また、自分だけの判断で安易に量を増やしたり、用法を守らず昼間に飲んだりすると、効きめが悪くなるばかりか薬に頼りがちになり、なかなかやめられなくなってしまいます。指示された用法用量を守ることが大切です。

【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください

    依存...............長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
    精神症状.............もうろう状態、異常行動、夢遊症状、興奮、取り乱す、幻覚(とくに、もともと精神障害がある場合)
    一過性前向性健忘.........服薬後寝るまでの出来事を覚えていない、夜中に起きたときの出来事を覚えていない、もうろう状態。
    呼吸抑制・炭酸ガスナルコーシス..息苦しい、窒息感、翌朝の頭痛、頭が重い。

【その他】

    眠気、ボーッとする、頭が重い感じ、頭痛。
    ふらつき、めまい感、けん怠感、脱力感。
    口が渇く
    長期連用で効き目が悪くなる。

2.ベンザリンの副作用

おくすり110番 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1124003.html より 引用)

成分(一般名)     :     ニトラゼパム
製品例                   :     ベンザリン錠2~5~10、ベンザリン細粒1%、ネルボン錠5mg~10mg、ネルボン散1% ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分                       :     催眠鎮静剤,抗不安剤ベンゾジアゼピン系/睡眠誘導剤

比較的安全性の高いお薬です。正しく服用するかぎり、重い副作用はまずありません。ただ、人によっては、翌朝に眠気やふらつき、けん怠感や脱力感などが残ることがあります。高齢の人は、転倒にも注意してください。

とくに多めの量を長く飲み続け、体が薬に慣れている状態で急に中止すると、かえって眠れなくなったり、不安やイライラ、吐き気、震えなどの反発的な症状がでることがあります。てんかんにおいては、重いけいれん発作を起こすおそれもあります。中止するときは、医師の指示のもと徐々に減量するようにしましょう。

また、自分だけの判断で安易に量を増やしたり、用法を守らず昼間に飲んだりすると、効きめが悪くなるばかりか薬に頼りがちになり、なかなかやめられなくなってしまいます。指示された用法用量を守ることが大切です。

【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください

    依存...............長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
    呼吸抑制・炭酸ガスナルコーシス..息苦しい、窒息感、翌朝の頭痛、頭が重い。
    興奮、取り乱す(もともと精神障害がある場合)
    肝臓の重い症状..........だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

【その他】

    眠気、ボーッとする、頭が重い感じ、頭痛。
    ふらつき、めまい感、けん怠感、脱力感。
    口の渇き。
    長期連用で効き目が悪くなる。

ベンゾジアゼピン薬害被害当事者の会について(2)

 先程、すがる思いでメールを送った「精神医療被害当事者会・ハコブネ」ですが、

よくよく調べた結果、どうやら現在は機能していないらしい。

非常に残念な気持ちでいっぱいです。

希望が絶たれてしまいました。これからどうしたらいいのか・・・。

 

1人で戦うしかないのでしょうか?いや、そんなはずはない!

ベンゾで苦しんでいるのは、私だけではないはずです。

 

いつか、なにがしかの希望が見えてくるのでしょうか?

残念ながら、今私にできることは、このブログを書くことだけです。

 

sayonarabenzo.hatenablog.com

 

ベンゾジアゼピン薬害被害当事者の会について

ベンゾジアゼピン離脱症状による動悸・過呼吸がひどく、モウロウとした意識の中で書いています。

 
辛い、辛すぎます。
誰か、支えてくれる人が欲しい。
この苦しみを少しでも分かち合える人がいるなら…。どこかにいるのではないかと思ってネットを探してみても、情報が見当たりません。
 
それならば、自分で薬害被害当事者の会を立ち上げてやろうかとさえ考えました。
 
もしかしたら、同じ思いをしてる人がいるのではないか、そんな会があるのではないかと探してみたら、ありました。
 
【精神医療被害当事者会・ハコブネ】
 
どんな会なのか、どんな活動をしているのか、まだわからないですが、すがる思いで入会希望のメールを送りました。
 
少しでも光を見出すことができたらと連絡が来るのを心待ちにしています。
 

私の病歴と断薬の決心

20年前、第2子が産まれました。

子育ては大変でしたが、二人ともかわいくて、幸せいっぱいでした。

しかし、母親である私に、少しずつ異変が起き始めていました。

第2子を出産して約半年後、ついに、体が全く動かず、起き上がることもできなくなっていました。

これはおかしい!

と思い、市が実施している精神保健相談へ行ったところ、

うつ病ですね」

という宣告を受けました。

今にして思えば、「産後うつ」だったのでしょう。
しかし、そんな説明も全くないまま、投薬を受けました。
当時は、薬の知識も全くありませんでしたので、何を飲まされていたのか覚えていませんが、もちろん、ベンゾジアゼピン系薬剤も出されていたことでしょう。

しかし、いつまで経っても症状は改善されず、転院を繰り返し、
約5年前に、今の病院で「双極性障害」と診断を受けました。

この20年間、本当にいろいろなことがあり、とても書き尽くすことはできません。

今は、双極性障害の症状も落ち着いてきたので、
お世話になっているカウンセラーさんの助言で
リチウムなどの双極性障害の薬は止める事ができました。

そして、最後に残ったのが、ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬)です。

カウンセラーさんには、「自然に止められる時がきますよ」と言われたのですが、
依存性があると医師にも聞いていましたし、不安に思い調べてみたところ、
恐ろしい事実を知ることになったのです。

ベンゾジアゼピン系薬剤を20年も飲み続けてきたのです。
既に、処方通りの服用で、離脱症状も出ています。
断薬したところで、離脱症状がなくなる保証はありませんが、
このまま、毒を体に入れ続ける事には、とても耐えられません。
断薬するしかないと、決心しました。

これから、減薬・断薬をしていく上で、様々な困難が待ち受けている事でしょう。
2週間後、医師へ減薬・断薬の意思を伝える事にも、不安があります。
果たして、医師は、私の意思を受け入れ、減薬・断薬に協力してくれるのか・・。

これから待ち受ける様々な困難を、ブログを書くことで、乗り越えていけたらと考えています。

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自己紹介

精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作し、公開中です。
悩みや苦しみ・情報を共有できる場としてご活用ください。

URLは

www.koko-issho.com

当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月5日]

私の病歴と断薬の決心

20年前、第2子が産まれました。

子育ては大変でしたが、二人ともかわいくて、幸せいっぱいでした。

しかし、母親である私に、少しずつ異変が起き始めていました。

第2子を出産して約半年後、ついに、体が全く動かず、起き上がることもできなくなっていました。

これはおかしい!

と思い、市が実施している精神保健相談へ行ったところ、

うつ病ですね」

という宣告を受けました。

今にして思えば、「産後うつ」だったのでしょう。
しかし、そんな説明も全くないまま、投薬を受けました。
当時は、薬の知識も全くありませんでしたので、何を飲まされていたのか覚えていませんが、もちろん、ベンゾジアゼピン系薬剤も出されていたことでしょう。

しかし、いつまで経っても症状は改善されず、転院を繰り返し、
約5年前に、今の病院で「双極性障害」と診断を受けました。

この20年間、本当にいろいろなことがあり、とても書き尽くすことはできません。

今は、双極性障害の症状も落ち着いてきたので、
お世話になっているカウンセラーさんの助言で
リチウムなどの双極性障害の薬は止める事ができました。

そして、最後に残ったのが、ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬)です。

カウンセラーさんには、「自然に止められる時がきますよ」と言われたのですが、
依存性があると医師にも聞いていましたし、不安に思い調べてみたところ、
恐ろしい事実を知ることになったのです。

ベンゾジアゼピン系薬剤を20年も飲み続けてきたのです。
既に、処方通りの服用で、離脱症状も出ています。
断薬したところで、離脱症状がなくなる保証はありませんが、
このまま、毒を体に入れ続ける事には、とても耐えられません。
断薬するしかないと、決心しました。

これから、減薬・断薬をしていく上で、様々な困難が待ち受けている事でしょう。
2週間後、医師へ減薬・断薬の意思を伝える事にも、不安があります。
果たして、医師は、私の意思を受け入れ、減薬・断薬に協力してくれるのか・・。

これから待ち受ける様々な困難を、ブログを書くことで、乗り越えていけたらと考えています。