ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

うつ病が治った話 ― 投薬治療のみの時期 その1

投薬治療のみの時期は、約14年ありました。今のメンタルクリニックは7件目です。長い間、脳を壊す怖い薬を飲んでいたんだと、今思えば、本当に薬をやめられてよかったとこころから思います。

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投薬治療のみの時期は、約14年ありました。正直なところ、どんなことがあったのかほとんど覚えていません。

 

今でも覚えているのは、町の掲示物に火をつけたことです。

よくニュースで報道されるような、誰かへの恨みとか、ムシャクシャしてとか、そういうよう明確な意思があったわけではありません。無意識に掲示物に反応していました。今考えれば、薬で脳がおかしくなっていたんだと思います。

 

長い間、脳を壊す怖い薬を飲んでいたんだと、今思えば、本当に薬をやめられてよかったとこころから思います。

 

今のメンタルクリニックは7件目です。

 

最初は、前回の

うつ病が治った話 ― 発病編 - ベンゾジアゼピン断薬への道のり

にも書いた、市の精神福祉相談を担当していた医師の病院でした。個人病院で、今思い返せば、全くやる気を感じられない感じの医師で、ただ薬を出すだけでした。

 

しかし当時私は、藁をも掴む思いでしたから、医師が信頼できる人なのかなどと考える余裕はなく、出された薬を飲み続けました。

 

約5年間、その病院に通いましたが、もちろん、よくなりませんでした。

 

知人の勧めで、某大学病院に転院しました。はじめ女性の医師が担当でした。少しすると症状が良くなってきました。はっきりは覚えていませんが、箱庭療法の部屋に入った記憶があります。

 

しかし、その女性医師は退職してしまい、男性医師に変わりました。その後また症状は悪化してしまいました。

 

その頃は、布団に入っていた記憶しかありません。家事はどうしていたのかも覚えていません。布団の中で、度々パニック症状を起こして、その度に病院に電話をし、指導を受けてソラナックスベンゾジアゼピン系薬剤)を飲んでいました。

 

その病院には、4年間通院しましたが、全くよくならないし、遠くて通うのが大変だったので、地元の病院に転院しました。

 

ここまでで、約9年が経過していました。

 

次回は、投薬治療のみの時期 その2を書きたいと思っています。

 

うつ病は薬では治らないことにやっと気が付いた時には、ベンゾジアゼピン依存になっていました。本当に残酷な話ですが、少しでも、同じような状況で苦しんでいる方のお役に立てたらという思いで、コミュニティサイトを作りました。

 

どうぞご利用ください

 

自己紹介

精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。7年後の断薬を目指して減薬中です。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作しました。
長い間、向精神薬を服用し続け、精神医療や精神科の医師に疑問や不満を持ち、薬の服用を不安に感じている方々のための情報交換の場となればと思い、制作しました。ご活用いただけたら幸いです。

www.koko-issho.com

当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月7日]