ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

ずっとつらかった食事の支度【双極性障害 完治しました】

自分が無意識に持っていた性別役割分業意識によって無理に続けた家事が、うつ病の原因と治療の妨げでした。私は自分の経験から、自分が何に苦しんでいるのかに気がつくことができれば、うつ病双極性障害も治るのではないかと思っています。

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もともと、食べることに興味がなかったので、料理をするのは好きではありませんでした。それに加えて、うつ病で食欲がなく、思うように体も動かないし、頭も働かないので、メニューも考えられません。それでも、子どもには食べさせなければなりません。

 

うつが1番ひどかった時は、コンビニでお弁当を買っていました。子どもが幼かったので、申し訳ないと思いながらも、どうしても仕方がありませんでした。

 

うつが少し良くなってからも、食事の支度の時間になると、イライラがピークになりました。そんな状態の日々が毎日毎日、20年以上続きました。しかも、私の居場所は板の間でテレビもない台所だけ。ゆっくり休める自分の部屋もなく、横になるのも台所でした。

 

今思えば、そんな状況で、どうして我慢していたんだろうと不思議に思います。専業主婦で稼ぎがないし、うつ病で満足に家事もできていないという引け目があったから、我慢するしかないと思い込んでいたのかもしれません。

 

家族である夫と子どものために家事をすることは大切ですが、自分の健康と尊厳が保たれていなければ、その役割も十分果たすことはできません。私の場合は、その条件が二つとも保たれていませんでした。

 

結婚前から、性別役割分業には否定的な考えを持っていたので、なおさら、家事を「させられる」ことが、とても苦痛だったので、うつ病の原因のひとつには、そのことがあると思います。

 

今は、自分が無意識に持っていた性別役割分業意識によって、無理に続けた家事が、うつ病の発症や治療の妨げになっていたことに、やっと気がつくことができ、また、子どもも独立して、家事は自分の分だけをやればよくなったので、双極性障害も完治することができました。

 

私は、自分の経験から、自分が何に苦しんでいるのかに気がつくことができれば、うつ病双極性障害も治るのではないかと思っています。

 

うつ病双極性障害が完治して、元気になる方が1人でも多くなるよう、願っています。

また、こちらのサイトでは、たくさんの方のご経験を募集しています。

www.koko-issho.com

 

自己紹介

精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。7年後の断薬を目指して減薬中です。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作しました。
長い間、向精神薬を服用し続け、精神医療や精神科の医師に疑問や不満を持ち、薬の服用を不安に感じている方々のための情報交換の場となればと思い、制作しました。ご活用いただけたら幸いです。

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当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月7日]