ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

諸事情により一旦ブログ終了します。

でんこです。

皇太子妃雅子さまの主治医である精神科医 大野裕先生のもとで認知行動療法を広める活動をしている高橋チカ子カウンセラーの勧めで双極性障害の薬をやめて、4、5ヶ月経ちます。

「私がカウンセリングしてる人で薬をやめた人が何人もいる」という自信に満ちた言葉、「あなたも、落ち着いてるし、仕事にも行けてるんだから、やめても大丈夫よ」「薬飲んでるなんておかしい」と言われ、そこまで言うならやめてみようと思い、少しずつリーマスロナセンをやめました。

初めの頃はとくに問題はなかったのですが、少しずつ変化が現れてきました。

何だか、他人の言葉や態度に過敏に反応するようになっていました。

でも、リーマスロナセンはやめられたんだし、私は病気じゃないと思い込んでいました。睡眠導入剤は飲んでいたので、もしかしたらベンゾジアゼピンの常用量依存の離脱症状かもしれないと、調べ始めました。このブログを開設したきっかけです。

そして、医師に減薬をしたいと伝えた時は、今考えれば、すでに、双極性障害の症状が出始めていたのでしょう、医師とケンカ腰の言い合いになり、結局、勝手な減薬を進める事になりました。

そんな事をすればどうなるか、その時はわかりませんでしたが、もともとの常用量依存の離脱症状である動悸が悪化し、仕事にも行けなくなってしまいました。

こればかりは、カウンセラーの力ではどうにもならず、医師に頼るほかなくなりました。

結局、双極性障害の薬を渋々飲む事になりました。というのは、まだ、自分は病気ではない、精神医療によって薬漬けにされ、病気にされてしまったのだ、薬を止めさえすれば元の健康な体に戻るはずと思っていたからです。

しかし、その頃には、双極性障害の症状がさらに悪化し、気に入らない相手に直接、または、メールなどで暴言を吐くようになっていました。

離脱症状の動悸が半端なく辛い。それもこれも薬害のせいだ、私は絶対正しいと疑いもしませんでした。

医師の不適切な減薬指導のせいで離脱症状が悪化したと、医師に食ってかかりました。もちろん、薬を増やされたのは言うまでもありません。

担当医を変えてもらう事になりましたが、会った事もないので、不安で不安でたまらなくなって、ひどく具合いが悪くなりました。

感情が不安定で、些細な事で興奮状態になってしまっているのに気付き、さすがに、自分が双極性障害であるという事を認めざるをえなくなりました。

高橋カウンセラーは、具合いが悪くなった事を話すと、「私の力不足です。」と言ったきり、連絡もくれなくなりました。

こうして私は、また、もとの双極性障害患者として生きるしかなくなりました。

薬を飲まないで生きていくのは今の所現実的ではないようです。

今でも、本当に双極性障害の再発で具合いが悪くなったのか、リーマスロナセンをやめたための離脱症状なのかは、わかりません。再発というのも適切ではないかもしれません。薬によって病気にされたとも考えられます。多分、本当の事は医師にもわからないでしょう。

薬を抜けば、健康な体に戻れる可能性は十分あります。しかし、そのために何年も寝たきりのような状態になって、仕事も家庭も失い、人生を棒にふるような事は現実的ではないかもれないなと、考えています。

せっかく立ち上げた、ベンゾジアゼピン断薬ブログですが、今回で一旦終了する事にしました。

コメントいただいた方、読んでいただいた方、ありがとうございました。

いろいろ落ち着いたら、眠剤だけでも減薬断薬をする日が来るかもしれませんが、それもいまは何とも言えません。

確かに向精神薬の薬害はあると思います。随分調べて、苦しんでいる人が多くいる事もわかりました。精神科医は、たとえその事を知っていたとしても、絶対に認める事はないでしょう。自分達の立場が危なくなるからです。とても腹立たしい事ではありますが、それが現実と言わざるをえません。

向精神薬の薬害については、今後も社会に広めるべく、地道に情報を集めて、少しずつでも活動していく所存です。集めた情報は、また、別のブログを立ち上げて載せていくつもりでいますので、よろしくお願いします。

 

【追記 2016-08-25】

※※注意! しつこく「内海聡」氏の医療機関を勧められるので、おすすめできません(2018年2月5日追記)

今日、精神科に行って、新しい担当医と話をしたのですが、やはり、元々の症状が出ただけ、離脱症状ではないと言われたので、どうしても納得がいかず、「心理相談室アルファフォーラム」に相談の電話をしました。今までの病歴や飲んでいる薬の事などお話したところ、とても誠実な回答をいただきました。

結局、20数年精神薬を飲み続けている場合、減薬断薬は、ほぼ無理とのこと、今、主訴が動悸くらいしかないというのは軽い方だという事、医師の言う、「病気の症状が出た」というのは間違いだという事、これから出るであろう様々な症状を医師と相談しながら、対処療法で凌いでいくしかない事など、わかりやすく丁寧に答えていただき、やっと求めていた答えが得られたような気持ちで、胸のつかえが取れました。

お世話になったカウンセラーの方、本当にありがとうございました。

(なお、参考のため、料金ですが、今回は初回でしたので、15分間無料でした。今回は、25分間お話させていただいたので、1分139円✕10分間=1390円ですが90円は割引していただいたので、1300円+振込手数料です。長い間悩んでいた私にとっては、とても安い金額でした。また、悩んだらお世話になろうと思っています。)

 

自己紹介

精神科通院歴22年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作中です。
悩みや苦しみ・情報を共有できる場を作りたいです。

プレサイトは

www.koko-issho.com

当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2017年11月11日]