ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

ベンゾジアゼピン離脱症状とその対処法(1) ~ 動悸・息苦しさ ~

様々なサイトやブログで、ベンゾジアゼピン離脱症状やその対処法について書かれていますので、ここでは、私の体験したことを、これから何回かに渡り、書いていこうと思います。

2016年6月現在、いま一番辛い症状は、動悸と過呼吸です。

心臓やありとあらゆる血管がドクドクと耳元で音を立てていて、不安が心をいっぱいにしていきます。さらに、呼吸が苦しく・荒くなってきて、目の前がクラクラするし、手足や脳の血管がピリピリする感じがします。この苦しみが、永遠に続くような気持になって、「もうダメ!耐えられない!誰か助けて!!」と、パニック状態になってきます。

呼吸法、自律訓練法認知行動療法など、いいとされる方法をいくつも試してみましたが、どれも効果がありません。本当にどうしたらいいのか、途方に暮れていました。
しかし、ある時、症状を意識すればする程、症状が強く、激しくなってしまうという事に気が付きました。

気付いたきっかけは、平日会社にいる時にはあまり気にならない事が多いと思った事です。


幸いなことに、比較的好きな仕事を、比較的良好な人間関係の中でやる事ができているので、意識が仕事に向き、症状が気にならないのです。

辛いのは、仕事が休みで家に居る時です。やる事がないわけではないのですが、辛い時は布団に横になれる環境なので、つい布団に横になってしまいます。
辛い時、布団に横になるというのは、よさそうに思うのですが、何もせずにいると辛い症状にばかり気をとられてしまうので、実は逆効果なのです。

そこで、私は、症状から気をそらす為に、とにかく家から出る事にしました。すると、パニックになっていた気持ちが次第に落ち着いてきます。落ち着いてきたら、家に戻っても大丈夫になります。私の場合、起床時が一番辛い事が多いので、午前中をやり過ごせば、その日はなんとか過ごすことができると思えるようになりました。

ここで、間違ってもらいたくないことは、症状が治まったり、消えたりすることはないという事です。離脱症状は、気持ちの問題ではなく、薬害によるれっきとした症状なので、治まることはありません。あくまでも、気をそらすだけしか方法がありません。

これからも、毎日辛い症状が続くと思いますが、なんとかやり過ごし、断薬を目指して頑張っていこうと思っています。

自己紹介

精神科通院歴22年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作中です。
悩みや苦しみ・情報を共有できる場を作りたいです。

プレサイトは

www.koko-issho.com

当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2017年11月11日]