ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

私の病歴と断薬の決心

20年前、第2子が産まれました。

子育ては大変でしたが、二人ともかわいくて、幸せいっぱいでした。

しかし、母親である私に、少しずつ異変が起き始めていました。

第2子を出産して約半年後、ついに、体が全く動かず、起き上がることもできなくなっていました。

これはおかしい!

と思い、市が実施している精神保健相談へ行ったところ、

うつ病ですね」

という宣告を受けました。

今にして思えば、「産後うつ」だったのでしょう。
しかし、そんな説明も全くないまま、投薬を受けました。
当時は、薬の知識も全くありませんでしたので、何を飲まされていたのか覚えていませんが、もちろん、ベンゾジアゼピン系薬剤も出されていたことでしょう。

しかし、いつまで経っても症状は改善されず、転院を繰り返し、
約5年前に、今の病院で「双極性障害」と診断を受けました。

この20年間、本当にいろいろなことがあり、とても書き尽くすことはできません。

今は、双極性障害の症状も落ち着いてきたので、
お世話になっているカウンセラーさんの助言で
リチウムなどの双極性障害の薬は止める事ができました。

そして、最後に残ったのが、ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬)です。

カウンセラーさんには、「自然に止められる時がきますよ」と言われたのですが、
依存性があると医師にも聞いていましたし、不安に思い調べてみたところ、
恐ろしい事実を知ることになったのです。

ベンゾジアゼピン系薬剤を20年も飲み続けてきたのです。
既に、処方通りの服用で、離脱症状も出ています。
断薬したところで、離脱症状がなくなる保証はありませんが、
このまま、毒を体に入れ続ける事には、とても耐えられません。
断薬するしかないと、決心しました。

これから、減薬・断薬をしていく上で、様々な困難が待ち受けている事でしょう。
2週間後、医師へ減薬・断薬の意思を伝える事にも、不安があります。
果たして、医師は、私の意思を受け入れ、減薬・断薬に協力してくれるのか・・。

これから待ち受ける様々な困難を、ブログを書くことで、乗り越えていけたらと考えています。