ベンゾジアゼピン断薬への道のり

ベンゾジアゼピンの薬害や減薬・断薬のプロセスの中で思ったこと、性別役割分業意識とうつ病発症の関係について綴ります。

男性と対等な条件で働きたい【双極性障害 完治しました】

一方は家事はしなくていい、一方は家事をしなくてはならない。働くにしても家庭内の状況が違えば、稼ぎが違うのは当然。男性は特権を手放し、女性の足かせを外してください。

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さすがに今の時代、あからさまに「家事は女の仕事」という男性はいないと思いますが、収入が少ない方が家事をするのが妥当だと考える男性は多いと思います。

 

しかし、家事をしなくてもいい状況で働くのと、家事をしなければならない状況で働くのでは、働く条件が違います。余計に負荷がかかっていれば、自然と働く事を抑制する気持ちが生まれます。

 

心置きなく働ける状況ではない中で、望んで稼ぎが少ないわけでも、不安定な非正規雇用に甘んじているわけでもありません。

 

「家事」というと、曖昧に捉えられがちですが、やっていることは「身の回りの世話」です。その昔は「女中さん」がやっていた事です。「女中さん」がいない現在の社会では、「妻」が負担させられているのです。

 

「収入が少ない方が家事を」と言う前に、同じ条件で働けるような環境を作ってください。男性は「妻に身の回りの世話をさせる」という特権を手放し、女性の足かせにならないでください。

 

女性はあらゆる場面で行動を制限されています。その結果、経済的にも不利な立場に置かれ、人としての尊厳さえも否定されて、本当の自分でいられないのです。そのことを、男性はもちろん、女性自身もあまり気付いていません。「不機嫌」になることで表現するしかないのです。

 

「女は突然不機嫌になって困る」というような意見も見かけますが、それは「女中さん」として扱われていることへの抗議です。

 

もちろん男性は、「女中だなんて思ってないよ」と言うでしょうが、やらせていることは「女中さん」と同じなんです。

 

「妻」を「女中さん」として使うのはやめてください。

 

自己紹介

精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。7年後の断薬を目指して減薬中です。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作しました。
長い間、向精神薬を服用し続け、精神医療や精神科の医師に疑問や不満を持ち、薬の服用を不安に感じている方々のための情報交換の場となればと思い、制作しました。ご活用いただけたら幸いです。

www.koko-issho.com

当ブログは、ベンゾジアゼピン減薬・断薬の経過記録です。
※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月7日]

薬をやめるために大切なのは安心感【双極性障害 完治しました】

夫は、私が薬をやめて、約2年後に、向精神薬をやめることができました。ちょっとしたことで「今って軽躁かな?」「うつっぽい?」と聞くので、その都度笑顔で「そんなことないよ」と言い続けました。

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夫は、私が薬をやめて、約2年後に、向精神薬をやめることができました。

 

やめることができた理由を書きます。

 

私は、身をもって、薬をやめることはものすごく大変なことだとわかっていたので、あえて薬をやめるように勧めることはしませんでした。

 

自分自身は、もう完全に薬をやめられたと思っていましたが、だからといって簡単に他の人に薬をやめることを勧めていいとは考えていません。

 

まず、薬をやめた私が、日々、安定した生活が出来ている姿を見てもらうことが大事だと思いました。

 

それから、以下のサイトから見ることができる、処方薬の添付文書をよく読んで、大事な部分を、しっかりと理解できるようにしました。

 

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

www.pmda.go.jp

上の方にある「医療用医薬品」をクリックすると、検索画面が開きます。薬の名前を入力して検索すれば、添付文書や患者向医薬品ガイドなどを見ることができます。

 

他にも、薬のこと、病気のこと、現代西洋医学のこと、医師や医療関係者の考え方、病気を宣伝する時の手法、検査の数値の理解の仕方など、様々な事を、いろいろな本を読んで勉強しました。

 

特に参考になった本は、次の2冊です。

 病気の「数字」のウソを見抜く 医者に聞くべき10の質問/日経BP
「〇人に1人は〇〇病」という表現の裏にどんな意図があるのか、検査の数字の理解の仕方などが書かれています。

医師アタマ/ 医学書
医者がどんな事を考えているのかを少し想像することができました。

 

そして、それらの知識を、時間をかけて夫と共有していきました。

 

長い間、医者から「一生薬はやめられない」「こんな時は軽躁だから気をつけろ」「これはうつの兆候だ」と言われ続けているので、普通の人にもあるような、なんでもない出来事や気分の変化さえもすごく気にしています。

 

本当は誰にでもある当たり前のちょっとした出来事や気分の変化に「今って軽躁かな?」「うつっぽい?」と神経質になってしまいます。その都度、笑顔で「そんなことないよ」「大丈夫だよ」と言い続けたことと、様々な知識の積み重ねで、安心できたことが、夫婦ともに薬をやめられた理由ではないかと思います。

 

うつ病双極性障害が完治して、元気になる方が1人でも多くなるよう、願っています。

また、こちらのサイトでは、たくさんの方のご経験を募集しています。

www.koko-issho.com

 

自己紹介

精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。7年後の断薬を目指して減薬中です。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作しました。
長い間、向精神薬を服用し続け、精神医療や精神科の医師に疑問や不満を持ち、薬の服用を不安に感じている方々のための情報交換の場となればと思い、制作しました。ご活用いただけたら幸いです。

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※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月7日]

製薬会社の宣伝に乗せられ、多剤大量処方でうつ病が悪化した【双極性障害 完治しました】

育児で疲れ果てて動けなくなっただけなのに、病院に行ったばっかりに、うつ病にされて薬を飲まされました。薬はどんどん増え続け、具合は悪くなる一方。薬をやめたら健康になりました

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獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授の井原裕先生が
公益社団法人 日本精神神経学会発行の精神神経学雑誌オンラインジャーナル第113巻 第12号(2011年)に書かれた
「特集 双極スペクトラムを巡って 双極性障害と疾患喧伝(disease mongering)」
を読み、やはり製薬会社の宣伝に乗せられたのだと確信しました。

原文へのリンクは、https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1130121218.pdf

 

「うつは心の風邪」キャンペーンが、大々的に広まった時期だったので、病院に行ってしまいました。本当にバカでした。

 

長い間、10数種類もの抗うつ薬気分安定薬ベンゾジアゼピン抗不安薬睡眠導入剤などを、何の疑問も持たずにに飲み続けていたことは、とても恐ろしいことだと思いました。

 

15年以上も「うつ病」がよくならないという理由からか、診断は「双極性障害II型」に変更されました。一生薬を飲まないと再発すると言われ、信じてしまいました。

 

井原先生は、薬が全て悪いとは言っていません。薬が必要な病気もあります。でも、少なくとも双極性障害については過剰処方であり、「向精神薬による治療は,双極I型障害(躁うつ病)に限定するのはどうであろうか。」と書いておられます。

 

精神科の病気とは関係ありませんが、最近、インフルエンザの新しい治療薬「ゾフルーザ」を使った患者から、薬に耐性をもつ変異ウイルス(耐性ウイルス)が検出されたそうです。

 

聞き慣れない新しい病名や新しい薬には、用心したほうがいいです。

 

安易に薬を飲むのはやめた方がいいと、心からそう思います。

 

双極性障害の方は「一生薬を飲み続けないと再発する」と医者に言われている方が多いと思いますが、少なくともⅡ型の方には当てはまらないと思います。

 

医者に相談しても、そんな患者の意見は、全く取り合ってもらえない場合が多いと思いますが、少なくとも私は実際に薬をやめて元気になったのですから、生活指導などがあれば、やめられるし、やめたほうがいいと思います。

 

多くの方が、必要のない薬を飲まないで済む、まっとうな医療が提供されることを、強く望みます。

 

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精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
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[記:2018年12月7日]

専業主婦とうつ病の二重の肩身の狭さ【双極性障害 完治しました】

今でこそ「うつ病」という病名は、だいぶ広まってきましたが、23年前は、あまり知られていませんでした。十分な休養が必要だったのに、健康な人と同じように家事をしなければなりませんでした。

 

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そもそも、専業主婦という立場を希望していませんでしたが、過重な家事育児労働が原因のうつ病で働けなくなってしまいました。専業主婦になりたくてなったわけではない上に、夫からも子どもからも下に見られるという肩身の狭さもうつ病が治らなかった一因です。

 

今でこそ「うつ病」という病名は、だいぶ広まってきましたが、23年前は、「うつはこころの風邪」と言われていた頃で、ほとんど理解されていませんでした。十分な休養が必要だったのに、健康な人と同じように家事をしなければなりませんでした。家事はやって当たり前だと思われていて、実際、夫にも、そして子どもにさえも、面と向かってハッキリとそう言われたこともありました。本当にショックでした。

 

子どもは、私がプログラマーとして働いていた時の姿を知らず、うつ病で満足に家事もできない姿しか知らないので、私を「何もできない人」と思っていて、子どもにさえも下に見られていました。

 

働きたくても、うつ病が治っていない上、家事で時間に制約があるため、短時間の単純作業の仕事にしか就けませんでした。プログラマーとして責任ある仕事をしていた時に比べたら、やりがいもなく、働けば働くほど、ますます自尊心も傷ついていきました。

 

専業主婦は、「家にいる」というだけで、「ヒマでしょ」「楽でしょ」と思われています。 「稼いでないから、自分のためにお金を使えない」「時間もお金も、全部家族が優先で、いつも自分は後回し。でも、我慢するしかない」という気持ちが先に立ってしまい、精神的に追い詰められていきます。

 

何重にも追い詰められているにも関わらず、家族には、理解されず、感謝どころか関心さえも持ってもらえません。健康な人でも、心が病んでしまいそうな、そんな生活を23年以上してきました。

 

でも、今は、長い間、そんなつらい生活をしてきたことに気がつき、「主婦」も「母」も「嫁」も「妻」も、全部やめました(離婚したわけではありません)。やっと自分の人生を生きることが許されました。だから、双極性障害も完治させることができました。

 

私は、このような自分の経験から、自分が何に苦しんでいるのかに気がつくことができれば、うつ病双極性障害も治るのではないかと思っています。

 

うつ病双極性障害が完治して、元気になる方が1人でも多くなるよう、願っています。

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[記:2018年12月7日]

ずっとつらかった食事の支度【双極性障害 完治しました】

自分が無意識に持っていた性別役割分業意識によって無理に続けた家事が、うつ病の原因と治療の妨げでした。私は自分の経験から、自分が何に苦しんでいるのかに気がつくことができれば、うつ病双極性障害も治るのではないかと思っています。

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もともと、食べることに興味がなかったので、料理をするのは好きではありませんでした。それに加えて、うつ病で食欲がなく、思うように体も動かないし、頭も働かないので、メニューも考えられません。それでも、子どもには食べさせなければなりません。

 

うつが1番ひどかった時は、コンビニでお弁当を買っていました。子どもが幼かったので、申し訳ないと思いながらも、どうしても仕方がありませんでした。

 

うつが少し良くなってからも、食事の支度の時間になると、イライラがピークになりました。そんな状態の日々が毎日毎日、20年以上続きました。しかも、私の居場所は板の間でテレビもない台所だけ。ゆっくり休める自分の部屋もなく、横になるのも台所でした。

 

今思えば、そんな状況で、どうして我慢していたんだろうと不思議に思います。専業主婦で稼ぎがないし、うつ病で満足に家事もできていないという引け目があったから、我慢するしかないと思い込んでいたのかもしれません。

 

家族である夫と子どものために家事をすることは大切ですが、自分の健康と尊厳が保たれていなければ、その役割も十分果たすことはできません。私の場合は、その条件が二つとも保たれていませんでした。

 

結婚前から、性別役割分業には否定的な考えを持っていたので、なおさら、家事を「させられる」ことが、とても苦痛だったので、うつ病の原因のひとつには、そのことがあると思います。

 

今は、自分が無意識に持っていた性別役割分業意識によって、無理に続けた家事が、うつ病の発症や治療の妨げになっていたことに、やっと気がつくことができ、また、子どもも独立して、家事は自分の分だけをやればよくなったので、双極性障害も完治することができました。

 

私は、自分の経験から、自分が何に苦しんでいるのかに気がつくことができれば、うつ病双極性障害も治るのではないかと思っています。

 

うつ病双極性障害が完治して、元気になる方が1人でも多くなるよう、願っています。

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精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。7年後の断薬を目指して減薬中です。

こころの病をささえるコミュニティサイト「ここでいっしょに」を制作しました。
長い間、向精神薬を服用し続け、精神医療や精神科の医師に疑問や不満を持ち、薬の服用を不安に感じている方々のための情報交換の場となればと思い、制作しました。ご活用いただけたら幸いです。

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[記:2018年12月7日]

仕事をやめて専業主婦になったことでうつ病に【双極性障害 完治しました】

私が結婚した約30年前は「男は外で働き、女は家庭を守るべきで ある」という性別役割分業意識が強い時代でした。専業主婦という立場はプログラマーとして働いていた私にとって、とても耐え難い環境でした。

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プログラマー業界は、長時間労働が常態化していました。今のように「男女雇用機会均等法」も「育児休業法」もない当時は、仕事を辞めるしか選択肢はありませんでした。というか、私自身が性別役割分業意識にとらわれすぎていて、他の選択肢を考えられなかったのです。

 

やりがいという点で、プログラマーという仕事は、主婦の家事育児という仕事とは比べものになりません。

なぜなら、男性であるか、女性であるかということより、成果物(つまり、プログラム)の善し悪しで判断されるため、女性であることがハンディにならず、周囲からも正当に評価されるからです。

そんな経験を9年間も味わってしまった私にとって、専業主婦という立場は苦痛以外の何ものでもありませんでした。

ついに精神的に追い詰められ、育児の重労働も重なって、うつ病になってしまいました。

 

ここで、主婦の家事育児が、なぜ苦痛なのか、仕事と比較してみます。

 

家事育児の場合

やって当たり前とされ評価されない

会社勤めのように明確な休日がない

働く場所が自宅なので、常に目の前に仕事があり、気持ちが休まる時間がない

ひとつひとつは簡単な作業のようでも、細かく雑多な作業が無限にある

育児は、子どもの命がかかっているため、精神的な重圧が大きく、しかも、責任の重大さが理解されずに、十分なサポートも評価も得られない

作業と作業の間の細切れな時間しか休息時間がない

自分のペースで生活できない

365日24時間、拘束時間である

病気になってまでも、夕食の準備や子どもの世話を強いられる

ほとんどすべてのことで、夫や子どもを優先せざるを得ない、あるいは、そうするのが当たり前だと自分も家族も思い込んでいる

収入がないため、夫の稼いだお金だ、という引け目から自分のためにお金を使うことに抵抗感がある。家族で外食に行っても、食べたいものより安いものを頼まないといけないという意識になり、自分の方が夫より立場が弱い気分になって、卑屈な気持ちなる

全体的に、自己評価が低くなる要素が多い

 

仕事の場合

目に見える成果物がある

顧客や上司・同僚など多くの人に喜ばれ、評価が得られる

報酬が支払われる

拘束時間が限られている

働く場所が自宅ではないので、プライベートと分離できる

自分で稼いだお金なので、堂々と自分のために使うことができる

病気や自己都合で休むことができ、休みの日は自由に過ごせる

与えられた業務を期限内に仕上げること以外に制約はなく、その範囲内で自分のペースを保つことができる

全体的に、自己評価が高くなる要素が多い

 

こうしてみると、専業主婦がいかに精神的に追い込まれる要素を多く含んでいるか、わかってもらえるのではないでしょうか?

 

一度でも会社で働いた経験のある方なら、専業主婦のような労働環境で働く気にはならないのではないかと思います。

 

自己紹介

精神科通院歴23年。現在も通院中です。第2子出産後にうつ病を発症。薬を飲んでもうつ病は全く改善されず、考えられない程の大量処方で人格崩壊。双極性障害Ⅱ型にされました。
精神科医を信じて、一生薬を飲むつもりでしたが、ある人に「薬は飲まなくていい」と言われ、調べ始めたのがキッカケで、精神医療の闇に気付きました。
現在は、ベンゾジアゼピンのみ服薬中。7年後の断薬を目指して減薬中です。

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※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月7日]

うつ症状がつらい時にしてほしかったこと【双極性障害 完治しました】

うつ病の家族にどう接したらいいのかわからないという声をよく耳にします。うつ病だった私が、当時して欲しかったと思うことを書きます。

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とある集まりで、うつ病のご家族がいらっしゃる方からこんな言葉を聞きました。
「歯も磨かない、お風呂も入らない。どうしてそんなことができないのか理解できない」と。「もう諦めている」と言いながらも、怒りを抑えているように見えました。

 

それを聞いて、私だったら、こう答えたいと思いました。

 

あなたが、高熱を出しているとしたら、家族にどうしてもらいたいか想像してください。

あなたの家族が高熱を出していたら、どうしてあげるか、想像してください。

 

高熱を出している時に必要なのは、ゆっくりと落ちつける環境と暖かく消化のよい食事ではないでしょうか?そして「なにも心配しないでゆっくり休んでね」と言ってあげるのではないですか?

 

少なくとも、高熱を出している病人に向かって、「どうして、お風呂に入らないの?」とは言わないと思います。

 

うつ病は、熱もないし、咳き込んでつらそうというわけでもないし、まわりからは理解できないと思いますが、心も体も本当に弱っているのです。なにも心配しないでゆっくり休むことができれば、よくなるはずだと思います。

 

うつ病の時は「家族の負担になっている」「家族に迷惑をかけたくない」という思いが強く、なかなか自分から「こうしたい」と伝えることができません。

 

家族の「なにかしてあげられることはない?」「こうすればいいのに」という気持ちの押し付けが、ますますストレスを大きくします。ただただそっとゆっくり休ませてほしいです。

 

ただ、これはあくまでも私の場合です。

「死にたい」とか「自分には生きる価値がない」とかいう考えも浮かばないくらい思考停止状態だったから、今思えば、自殺に結びつかなくてよかったのかもしれません。

 

そんな考えが浮かんできてしまう方は、また、してほしいことが違うんだろうなと思います。

 

うつ病双極性障害が治った方や、今は落ち着いている方が、うつ症状がひどかったときにしてほしかったことを書き込んでいただけたら、今、うつ症状がつらい方やそのご家族の助けになるのではないかと思っています。

 

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長い間、向精神薬を服用し続け、精神医療や精神科の医師に疑問や不満を持ち、薬の服用を不安に感じている方々のための情報交換の場となればと思い、制作しました。ご活用いただけたら幸いです。

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※情報が正しいという保証はありません。
※減薬・断薬の経過は個人的なものです。

[記:2018年12月7日]